シマノとカンパ

愛車「 TIME 号」の名称は、自転車のボディというべきフレームがフランス TIME 社のものであることからきています。
というかフレームに TIME と書いてあるから・・のほうが納得してもらいやすい。

そしてもう一つロードバイクの素性を表すパーツにコンポーネントがあります。
いわゆるコンポっていう動力関係のパーツ一式のことです(フレームがボディならコンポはエンジン及び制御装置)。
フレームがイタリア、フランス、スイス、日本等など各国にいろんなメーカーがあるのに対し、
コンポは日本のシマノかイタリアのカンパニョーロ(通称カンパ)の2社にほぼ限られます。

ところでロードバイクって何段変速かご存知ですか?
だいたい前2速、後ろはまあ10速が標準で計20段変速になります。
ではその変速の仕方をご存知ですか?

この2社の最大の違いがそこにあります。
シマノはブレーキレバーと変速レバーを一体化した「デュアルコントロールレバー」と呼ばれる変速機を操作します。
ブレーキはレバーを手前に引くのに対し、変速はそれを内側に傾けます。
変速の上げ下げは、変速レバーだけを傾けたら下がり(車ならトップへ)、ブレーキレバーと変速レバーを一緒に傾けると上がります。
コレによりハンドルから手を離さず変速を行うことが可能となり、圧倒的なシェア拡大になったそうです。

それに対し世界で唯一追従できたのが、カンパの「エルゴパワー」と呼ばれる変速機です。
ブレーキレバーに変速レバーが一体化しているのは同じですが、さらに親指で操作するレバーがついています。
変速レバーを内側に傾けることで上がり(シマノと逆)、親指レバーを下に押すことで下がります。

操作性は慣れればどちらも遜色ない(個人的には)と感じますが、最近はシマノがさらにシェアを伸ばしているようです。
その理由は圧倒的な価格差。
シマノのフラッグシップコンポ「デュラエース」で20万ぐらいに対し、
カンパの「スーパーレコード」はその倍ちかくするらしい(よっよっよんじゅうまん(-_-;))ですよ。(TIME号についているレコードは6年前の古き安き時代のものです。)