不思議なバス停

加東市朝光寺あたりの米田地区をサイクリング中に不思議なバス停を見つけた。

「米田ふれあい号」というのは市の福祉バス的なものなんだろうけど、そのバス停名が「田中○○宅前」と個人名になっている。 あまりに堂々と名前が入っているので、最初は地域の偉人名かとも思ったが、次のバス停名も個人名だ。

○○のところに入っている名前は、この記事であからさまに表示してもいいのだろうけど・・・それでもなんとなく憚られるので○○とする。

個人情報に敏感な都市部では起こりえないことだが、この地区では(たぶん)問題になっていない。 個人名は秘匿すべき情報ではないという認識なんだろう。

確かに「名前」は自分にとって意味はないし、必要がない。 自分のことを「宏は・・」「由佳は・・」などと名前で考える奴はいない。自分は自分であり、あるいはオレであり私でしかない。

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クールな言い方をすれば、他人からみて他の人と区別する記号でしかない。 電話番号や住所も同様で、自分に電話する奴はいないし、自分宛に手紙を書く奴もそうはいない。

確かに情報開示によって様々な問題が起こっているのも事実だけど、他人にとってのみに必要な情報を他人に隠すことによるメリットとデメリットをあらためて検証してみる必要があるかもしれない。